生活一般

【保存版】脱・駐禁!ドイツの路上駐車の標識一覧

Guten Tag‼
デュッセル駐在員のデュッセル太郎です。

ドイツでは路上駐車を当たり前のように行いますが、
標識の種類が多くてよく分からず、知らないうちに駐車禁止エリアに停めてしまい罰金を取られた、
という経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか(僕自身がそうなのですが…)
そこで今回は、路上駐車に関連する標識をまとめてみたいと思います。

まとめ(標識一覧)

  基本標識 始まり 区間内 終わり
駐車禁止
     
駐停車禁止
駐車可能
     

駐車禁止の標識

基本的に標識に赤い色が使われているものは、
駐車・駐停車禁止のマークだと思っておけば間違いありません。
補助標識と合わせて駐車可能となるものもありますが、
後でご紹介する”werktags”の補助標識との組み合わせくらいです。
それ以外は、何が書いてあっても「基本的にはここに停めない」のが良いと思います。

駐車OKの標識

基本的に青い色が使われているものは、
駐車・駐停車可能のマークだと思って良いと思います。
ただし、後述するParkscheibe/Parkscheinや、
その他補助標識による条件が指示されることも多いですので、注意が必要です。

ParkscheibeとParkschein

Parkscheibe(駐車開始時間の表示盤)


こちらがParksheibeです。
大抵の場合、購入した車やレンタカーに付いていると思います。
無ければ、ガソリンスタンド等で買うことも可能です。
使い方は、
①駐車して車を離れる時間(=Ankunftszeit:到着時間)に矢印の先を合わせる。
(写真の例だと、朝の6時もしくは夕方18時に駐車開始、ということです)
②運転席の前、ダッシュボードに外から見えるように置く。
③指定された時間内に車に戻って来る。
といった具合です。

③について、Parkscheibeが必要と書いてある標識には、以下のような表示があります。
下の例だと、2 Std.=2時間まで駐車OKということです。
(”Std.”は”Stunden=〇〇時間”の意味)

Parkschein(駐車券)


Parkscheinは駐車チケットのことです。
チケットが必要な駐車スペースには、このような発券機が置いてあります。
(右の写真のように、”ここに発券機あり”と遠くからでも分かり易いような表示も時々あります)
使い方は、
①時間当たりの駐車料金を確認
(発券機に”30分1.5ユーロ”のように表示されています)
②必要な時間分の小銭を投入する
(表示されている時間単価でなくても大丈夫です。
 例えば、30分1.5ユーロの料金体系であれば、2ユーロ入れたら40分駐車可能です)
③小銭を入れると、その金額で駐車可能な終了時間が発券機に表示されます。
 その時間でOKであれば、発券ボタンを押す。
(ボタンは緑か青色のことが多いですが、発券機次第です…適当に押してみて大丈夫です)
④発券されたチケットを、運転席のダッシュボードに外から見えるように置く。
(これはParkscheibeの場合と同じです)

注意点としては、②の段階で入れたお金は、③で一度発券するとお釣りが出ないということです。
カード払いが可能な発券機もありますが、小銭のみ対応の方が多い印象です。
僕は車の中にいつも多めに小銭を置いておくようにしています。

シャイベ(Scheibe)とシャイン(Schein)の覚え方

これは余談ですが、Parkscheibe(パークシャイベ)とParkschein(パークシャイン)って、
どちらも同じような単語でごっちゃになってしまうなぁと思いませんか?
僕は当初紛らわしかったので、
・Parkscheibe⇒シャイベ⇒表示盤(ひょうじばん⇒バン:同じバ行の音)
・Parkschein⇒シャイン⇒駐車券(ちゅうしゃけん⇒ケン:同じンの音)
と覚えました(笑)
そんなことしなくても覚えられる方が大半だと思いますが…
同じように悩んでる方がいらっしゃれば、ご参考までに。

補助標識

werktags


werktagsは”平日”と訳されますが、この標識が意味するのは『月~土曜日』です。
つまり、駐車禁止マークの下に”werktags 7-14h”と書いてある場合、
『月~土曜日の7~14時は駐車禁止』という意味になります。
土曜日は大丈夫、と勘違いしがちですので、注意が必要です。
これは裏を返せば、『月~土曜日の7~14時以外は駐車可能』ということで、
前述した『補助標識と合わせて駐車可能となる』パターンです。
ちなみに『土曜日は除く(=月~金曜日)』という場合は、
上の写真のように”außer samstags”という記載があります。

auf dem Seitenstreifen


“Seitenstreifen”は、以下の単語から成り立っています。
Seiten:側面の、わきの(英語の”サイド”)
Streifen:帯状のもの(英語の”ストライプ”)
つまり、路側帯のことを指しますので、
例えば上の写真であれば、
『駐車可能区間内、ただし、平日9~22時は駐車チケットが必要で、路側帯に停めること』
となります。
こちらも逆に言うと、平日(土曜日も含む!)9~22時以外は、
駐車チケット無しで停めてもOKということです。


一方で、いつもややこしいなぁと思うのは、上のような写真です。
基本のマークは”駐車禁止”ですが、
補助標識が”路側帯に停めること”と”平日7-19時”なので、
『駐車禁止だけど、平日7-19時は路側帯ならOK?』と勘違いしそうです。
(僕はそのように勘違いしていました)
ところがそれは間違いで、ドイツ人の同僚に聞いたところ正しくは、
『平日7-19時は駐車禁止、それ以外の時間帯は路側帯なら駐車OK』とのことです。

結論としては、”auf dem Steinstreifen”は、あまり気にしなくていいものだと思ってます。
なぜなら、路側帯があればそこに停めるのは当たり前ですし、
この補助標識が何のためにあるのか、未だによく分かりません。
僕はいつもこの標識は無視して、『基本のマーク+それ以外の補助標識』で理解するようにしています。

in den gekennzeichneten Flächen


“gekennzeichneten”は、”kennzeichnen=目印を付ける”という動詞の過去分詞形、
“Flächen”は”地面”の意味ですので、この標識は、
『駐車可能区域、ただし、目印を付けたスペースに駐車すること』という意味です。
実際この場所には、普通の駐車場のように1台ずつ駐車スペースを示す線が引いてありました。
日本人の感覚からすると、この線を無視して停める人なんているのかな…という感じですが、
きちんと枠内のスペースに駐車すれば問題無いでしょう。

番外編(離婚した人のみ駐車OK??)


最後に番外編ということでこの標識ですが…パッと見てどういう意味か分からないですよね。
真っ二つに分かれた車と、その周りを囲む男女4人。
ドイツ人の同僚も、これは分からないと言っていました(笑)
色々とググってみましたが、
「離婚した後そのまま車をシェアしている人達なら駐車OK?」
「男女が一緒に車の中にいると、喧嘩が起きて車が壊れることがあるので注意」
など、ドイツ人も色々な想像をしているようです。
結論としては、『カーシェアリングの車は駐車OK』ということだそうですが、
もう少し分かり易い標識にした方が良さそうですよね…
(確かに車が真っ二つに割れてるので、これが”シェア”を表してるんでしょうね(笑))

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、僕がドイツで運転をしている中で、
特に分かりづらいなと感じたものを中心に纏めてみました。
この他にも、また自分にとって新しい標識があれば、共有させて頂きたいと思います。

それでは、Alles Gute!!